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インフレターゲット支持こそ経済学の本流その138

1 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/06 23:28
対日本経済インフレターゲット、リフレーション政策支持派経済学者

クルーグマン(プリンストン)、スティグリッツ(コロンビア)、
バーナンケ(プリンストン、現FRB理事)、フィッシャー(MIT)、アイケングリーン(UCバークレー)、
岩田規久男(学習院)、伊藤隆敏(東大)、竹森俊平(慶応)、深尾光洋(慶應)、
野口旭(専修大)、岩井克人(東大)、伊藤元重(東大)、北坂真一(神戸大学)、
浜田宏一(エール)、林文夫(東大)、清滝信宏(LSE)、星岳雄(UCサンディエゴ)、
ポール・サムエルソン(MIT)、マネタリスト一同(メルツアー、フリードマンその他大勢)、
マッカラム(カーネギーメロン)、IMF、OECD、ルーカス、トービン、マンデル、ソロー、
ブキャナン、ブラインダー、テイラー、オリヴィエ・ブランシャール、アダム・ポーゼン、
ベンジャミン・フリードマン、ベッカー、ドンブッシュ他無数

インフレターゲット、リフレーション政策FAQ
http://bewaad.com/archives/themebased/reflationfaq.html
http://www.rieti.go.jp/jp/special/policy_discussion/07.html

前スレ http://money.2ch.net/test/read.cgi/eco/1073207647/

デフレを脱却することが最優先課題 岩田規久男
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Readings/iwata20020227.html
エコノミスト・ミシュラン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872337956/

ブックガイド http://bewaad.com/archives/themebased/reflationbookguide.html
リンク集 http://sheepman.parfait.ne.jp/wiki/%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EC%CC%DC%C9%B8/
その他FAQ http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/9426/QA.htm
        http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/9426/QA031017.htm

30 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/07 00:46
以前に極東板だかヤフー板だかで、荒鳩さんが説明していた。
基本はムカデゲームだ。

ひとまず、金融機関のポートフォリオ戦略と利得を考える。単純にやるよ。

第1期:戦略=(a_1:変えない、b_1:外債・事業債・株式にシフト)
;利得(a_1を選択した場合、b_1を選択した場合)=(―π_1、+π_1)
πは市場のレジーム転換(目標とするインフレ期待の醸成もしくは円安)
の果実(実数の範囲で序数効用を表す)×起きる確率

第2期:戦略=(a_2、b_2)
;利得=(―π_2、π_2)

・・・・・・
第n期:戦略=(a_n、b_n)
;利得=(―π_n、π_n)

・・・・・・
第∞期:戦略=(a_∞、b_∞)
;利得=(―π_∞、π_∞)

まずバーナンキの背理法により、π_∞>>0だから、第∞期には金融機関はb_∞を選択している。
また全てのi>jについて、π_i≧π_jが成り立っている。
そして、バーナンキの背理法が含意する「シニョリッジが∞にならない」により、
∞期に至る前に確実にレジーム(インフレ)転換することも分かる。
ここで、レジーム転換後の期のうち、最も早い(番号が小さい)期を第n期とする。
π_n>0だから、第n期には金融機関はb_nを選択する。


31 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/07 00:46
さて、ここで注目するべきなのは、第n-1期だ。
次の期(第n期)には金融機関はこぞって戦略b_nを選択するのだから、その前の
第n-1期に戦略b_n-1を選択(外債・事業債・株式にポートフォリオをシフト)
しておけば、次期(第n期)には先手を打っておいたことにより、より大きな
利得π_n'を得られる。
この利得増は第n-1期の行動(戦略の選択)によるものだから、
この差益(π_n'―π_n)を第n-1期の利得としよう。
すなわち、第n-1期で正しく予見できて戦略b_n-1をとった場合、利得(π_n'―π_n)を得る。
また、他方で第n-1期に戦略a_n-1をとった場合は周りの金融機関次第で出遅れる可能性もあり、
出遅れると―(π_n'―π_n)という損失を被ることになる。

ここで、単純なムカデゲームの枠組みで分析すると、
第n期に戦略b_nを選択する方が得なら第n-1期にも戦略b_n-1を選択した方が得になり、
第n-1期に戦略b_n-1を選択した方が得なら第n-2期にも戦略b_n-2を選択することが得になり・・・、
で、結局、第1期にも戦略b_1を選択した方が得になるから、
このポートフォリオ改変(円安株高)は極めて速やかに達成されることになる。
そして、荒鳩さんの言っていたとおり、こうして円安になると後は実物要因でインフレ
を実現するだけだし、投資のインフレ期待が回復する水準まで円は切り下がる
(オーバーシュートする)から、極めて短期間でリフレ(景気回復)は達成される。
・・・と、ここまでくれば万々歳だ。

しかし、荒鳩さんは同時にこの論理の穴と対策を指摘していたので、それも見てみる。


32 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/07 00:47
私は「第n-1期で正しく予見できて戦略b_n-1をとった場合、利得(π_n'―π_n)を得る」
という言い方をしたが、荒鳩さんによれば、n-1期にn期の事情を「正しく予見できて」いる
かどうかは確率の問題であり、実際にn-1期になされる意思決定は、この主体(金融機関)の
主観的な確率の評価によって決まるらしい。

つまり、第n-1期に戦略b_n-1をとった場合の期待利得は、0≦p≦1である、
「レジーム転換が起こる」という事象の主観的確率pに従い、
p(π_n'―π_n)+(1―p)π_n-1という値をとるということだ。
(π_n-1はレジーム転換が行われなかった場合の利得だ。)
そして、nの定義により、π_n-1≦0である。
そうでないと、バーナンキの背理法からの当然の帰結であるπ_i≧π_j(i>j)から矛盾をきたすから。
また、戦略a_n-1をとった場合の期待利得は、―p(π_n'―π_n)―(1―p)π_n-1となる。

ここで、戦略b_n-1がとられる⇔インフレ期待(撲滅談)が起こるためには、
p(π_n'―π_n)+(1―p)π_n-1>0 となっていなければならない。
もちろん、相当早い期に自然とこうなっている可能性もあるが、金融政策によって
速やかにこれが実現する(インフレ期待を呼び込む)よう、働きかけることもできる。


33 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/07 00:47
金融政策によって
p(π_n'―π_n)+(1―p)π_n-1>0
は成立しやすくなるだろうか?
荒鳩さんはこのための条件を考えていたのだと思う。

これには、ぱっと見て分かるように、@pを高めること、Aπ_n-1を高めること、
Bπ_n'―π_nを大きくすること、という三つの着眼点がある。
@への対処法としては、このスレでもさんざん取りざたされていたように、
日銀側の責任と罰則を規定して達成時期のノルマを定め、長期国債の無制限買い切りを方法にして
スピードに重点を置いたオペを施すことがある。
またBについては、高めのターゲットを設定し、外債買いオペを手段とすることがある。

しかし、荒鳩さんはこのスレでむしろAに着目し、リフレ政策に量的緩和が付くことでnが
極めて小さく(レジーム転換が即座に)なることを指摘したとおもう。
以下に、これの私なりの解釈を示す。

国債買い切りと非不胎化によって、外貨に関しては、政策当初からπ>0が確定する。
何故なら、まず将来のインフレまたは産出増大に向けて長期的な金利平価が崩れているうえに、
実質為替レートの下落が確実となっているため、ドルの調達コストが時間とともに上がっていき、
さらにここに買い切りと非不胎化によって、即時ドルを調達する絶対的な原資と誘因が市場に渡されるからだ。
そして、外貨に関してπ>0(ポートフォリオ改変)となることで、株式や事業債についてもπ>0となる
ため、この初期時点から>>699で示したリフレポイントに到達する。
つまり、バーナンキの背理法の含意するレジーム転換は、実務に伴い初期時点で達成される。


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